元検察事務官の白岩理慧 受け子で逮捕!?出し子・受け子とは!?

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皆さんこんにちは!たなかです!

近頃日本全国で詐欺の被害だけではなく、詐欺の加害者側が逮捕されることも増えている気がします。ニュースで報じられる機会が増えているだけなのか、本当に増えているかは定かではありませんが、先日は驚くニュースが飛び込んできました。出し子として加担して逮捕された容疑者が、実は元検察事務官だったとのこと。検察事務官といえばまさに「エリート」で、かつては出し子の容疑者を取り調べ、供述調書の作成経験もあったとのこと。つまり、出し子がどのようなものなのかを熟知しているはずですが、そんなエリートがなぜ出し子として逮捕されてしまったのでしょうか。

元検察事務官の逮捕容疑は?


元検察事務官・白岩理慧容疑者の逮捕容疑は都内の80代の女性に息子の同僚となりすまして虚偽の電話をかけ、現金1,720万円を騙し取った疑いです。取り調べに対し、白岩理慧容疑者は「書類を受け取っただけ」と容疑を否認。

白岩理慧容疑者はネット掲示板にて求人を出していたコンサル会社に応募したところ、「荷物を運ぶ仕事がある」との説明を受けて「受け子」の仕事を紹介されたとのこと。

元検察事務官が出し子として逮捕される衝撃

元ではありますが、かつては検察事務官として働いていた白岩容疑者。

検察事務官になるためには国家公務員採用試験に合格しなければなりません。つまり、誰もが簡単に就ける職業ではありません。

まさに「エリート」ですが、そんなお仕事に就いていた白岩容疑者も、逮捕時はアルバイトだったとのこと。

なぜ検察事務官を辞めてしまったのかまでは不明ですが「元検察事務官」ではあっても、お金に苦労していたということなのでしょうか?

現在は既に検察事務官を退職しているとはいえ「元検察事務官が受け子で逮捕」の字面は大きな衝撃を与えました。

本当に知らなかった可能性はある?

いわゆる「闇バイト」に応募して犯罪に巻き込まれるケースは少なくありません。

「簡単に稼げます」と言われ、免許証等を本人確認のために提出したら、それらがいわば「人質」のような形となってしまって脅迫めいた形になってしまい、無理やり仕事を行うケースもあれば、特に疑問に思うこともなく、言われるがままに仕事をしたら実はそれが出し子だったというケースもあります。

そのため、「知らない間に犯罪に巻き込まれて」逮捕されてしまう出し子や受け子がいるのも事実です。

ちなみに出し子とはお金を出す側、つまりは相手を騙した後にATMでお金を「出す」役割、受け子とはお金を受け取る役割。

受け子の場合、お金が封筒に入っていたりするなどして、お金だとは分からずに受け取ってしまったり、出し子にしても事情を事細かに説明されるのではなく、あくまでもお仕事の一環として言われた通りにATMから引き出すだけ。

ようやく受け子や出し子の知名度が高まってきたので、これらの指示に対して「怪しい」と思える人も増えてきているかとは思いますが、まだまだ知らない人もいるでしょう

そのため、この手の容疑者が「知らずに巻き込まれてしまった」と供述することは、本当に何も知らないケースもあったりします。

しかし白岩容疑者のケースは少々話が異なります。

なぜなら、冒頭でもお伝えしましたが白岩容疑者は元検察事務官。検察事務官として受け子の調書を取ったこともあるのです。このキャリアがありながら「知らなかった」は、さすがに無理があるだろうと指摘もあります。

巧妙化しているのも事実

一方で、実際に犯罪が巧妙化されている事実もあります。

白岩容疑者が本当に知らなかったのか、あるいは分かった上で犯罪行為に及んでしまったのかは今後の捜査で分かることですが、一つの現実として、犯罪行為が巧妙化しています。

仮に、本当に白岩容疑者が知らずに巻き込まれてしまっていたとしたら、元検察事務官のキャリアを持ち、さらには受け子の調書作成経験を持つ人間でさえ欺かれたことになります。

詐欺は犯罪行為ではありますが、人間心理を欺く点に優れたものです。結局、対策ができても対策をすり抜ける手法が生まれてしまう。このいたちごっこが続くのですが、元検察事務官まで欺かれたとすれば、いたちごっこどころか詐欺師側の方が上手ということになりますね。

そうすると、一般庶民が見抜くのは不可能に近いのではないでしょうか…。

知らない間に巻き込まれている現代の詐欺

受け子や出し子に代表されるように、知らない間に犯罪に巻き込まれてしまうのが現代社会の詐欺の特徴です。

インターネットで簡単にコミュニケーションが取れるようになった点、さらには皮肉にもこれまで日本の警察が真摯に詐欺に対して向き合い検挙を続けたことで、詐欺師側もレベルを高めてしまった点が挙げられます。

警察側も「犯罪に巻き込まれないように」と啓蒙していますが、元検察事務官でさえ巻き込まれてしまった可能性があるのです。

庶民にとっては、もはや「絶対に巻き込まれないようにする」は不可能に近いかもしれません。

情報商材でもそうです。「利益が出る」とのことで、興味を持っていろいろと登録したら個人情報が抜かれている。抜かれた側とすれば、いつ情報を抜かれたのかさえ分からないでしょう。

ここがポイントです。

巻き込まれてしまう側にとっては、まさに「知らない間」に巻き込まれているのです。このような状況で、「巻き込まれないように気を付けろ」と言われても、何を気を付ければよいのかさえ分からないどころか、被害者ではなく加害者になってしまうんです。

本当に大変な世の中ですよね…。

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田中芳子でした。

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