皆さんこんにちは!たなかです!
今回ご紹介する情報商材はこちら、タイム(TIME)です。
銀行に預け得る感覚で誰でも月収30万円を稼げる「新時代の資産運用」とアナウンスされていますが、実際には30万円どころか1円も稼ぐことができない粗悪な情報商材でした。
では一体タイム(TIME)とは何なのか。その調査レポートをご紹介します。
タイム(TIME)とは?概要をチェック
まずはタイム(TIME)がどのような情報商材なのか、その概要をチェックするためにLP(ランディングページ)から見てみるとしましょう。
誰もが銀行に預ける感覚で30万円を稼げるとのことで、その仕組みは1秒ごとにお金が増え続けるとのこと。
LPには動画も用意されていますが、基本的には中身に関しての具体的な説明は無く、あくまでも「稼げる」とアピールしているだけのものです。
流れとしては、タイム(TIME)にお金を預けると、1秒ごとに資産が増える。その資産を受け取る。
これだけで、試算を受け取るためにはメールアドレスを登録し、LINEに無料登録して動画を視聴するとのこと。
リスクなく、初期投資金、スキル、いずれも「0」だとアピールされているタイム(TIME)ですが、その発起人は花岡純麗氏。
元ゴールドマンサックスで、さらには日本の年金機構や制作金融公庫投資顧問を歴任したとのこと。…これ、「制作」となっていますが「政策」の誤字なんじゃないですかね?(笑)
それとも本当に制作金融公庫という組織があるんですかね?
いずれにせよタイム(TIME)の原型となるメソッドにて2年でおよそ17億円の資産を作ったとのこと。
一応利用実績も掲載されていますね。
正直、この画面だけを見せられても「本当に稼げているんだ」とは思いにくいですが(苦笑)
実際に総勢2,935名が月収30万円を達成しているとのこと。
そして、参加するためにはメールアドレスを登録してくれとのことです。
特定商取引法に基づく表記
タイム(TIME)には特定商取引法に基づく表記が用意されているのでそちらをチェックしてみるとしましょう。
一応住所や電話番号が記載されており、特定商取引法に基づく表記としての体裁は保っていますがGメールアドレスに携帯電話番号。
信頼性は低いと言わざるを得ないものですね。
ちなみに住所として記載されている埼玉県越谷市赤山本町3-24ライオンズグローベル越谷ステーションプラザ1201号。
こちらは越谷駅前にある一般的なマンションです。
しかし、ここを登記先としている会社がやたらあります。
画像:IRバンク(https://irbank.net/mynumber/pref/11?c=11222&z=3430808&p=2)
このページだけでも、該当住所を本拠地として登記している会社が5つあるんですよね(苦笑)
オフィスビルとかなら分からなくはないんですけど、極々普通のマンション。
そこになんで多くの会社が登記しているのか。もはや信頼性はありません。
タイム(TIME)に登録してみた
既に怪しい雰囲気が漂っているタイム(TIME)ですが、実際に登録してみるとしましょう。
LPの最下部の入力フォームにメールアドレスを入力したところ、次のページに移動。
そこに用意されているLINE登録ボタンをタップするとQRコードが表示されたので読み込んでみたところ、下記のアカウントが表示されました。
286人が登録しています。
さっきLPには「総勢2,935名」と記載されていたんですが…。
とりあえず友達登録してトークを覗いてみました。
動画を閲覧してくれとのこと。
アドレスをタップすると下記のサイトに移動しました。
動画には具体的な内容はありませんでした。
「稼げている」という事実の説明のみですが、面白いのはその実績。
最初のLPでは総勢2,935名が月収30万円を到達しているとのことでした。
しかし、ここでは少し増えています。
ページをまたいだら550人増えています(笑)
とりあえず、「次の動画をお待ちください」なものなので、結局はプロダクトローンチだと考えてよいでしょう。
本当に稼げる自信があるなら、わざわざ先送りにする必要はありませんから。
タイム(TIME)はプロダクトローンチ
ということでタイム(TIME)は典型的なプロダクトローンチでした。
怪しい点は他にも多々あります。
例えば発起人として紹介されている花岡純麗氏。
元ゴールドマンサックスで、さらには日本の年金機構や制作金融公庫投資顧問を歴任した経歴を持つ割には、検索をかけても出てこないんですよ。
ゴールドマンサックスに関しては巨大ではあっても民間企業なので仕方ないとして、制作なのか政策の誤字なのかは定かではありませんが、年金機構にせよ金融公庫の投資顧問という、ある種「公」「官」なお仕事であれば、名前くらいは出てくるものなんですけど、一切出てこないですね。
つまり、これらの経歴が真実なのか疑わしいです。
消費者庁も喚起しているように、動画だからといって真実だとは限らないんですよね。
そもそも論ですが、本当に自信のあるノウハウやサービスであればわざわざプロダクトローンチの手法を取るのではなく、積極的に初回から売りこめばよいだけなんです。
でもそれをしない。
何度も時間をかけて、まるで洗脳するかのように動画を何度も見せて。でも結論は言わない。
結局興味のある人からすれば結論が気になるから次も見る。次第に「稼げる」と擦りこまれる。そして最後に値段を言われる。高いと思っても「今だけ安くする」といった謳い文句でお得感を演出する。
結果、消費者は購入してしまう。
これがプロダクトローンチの実情ですね。
言うまでもなく、お金を稼ぐことはできません。
そもそも論ですが、本当に稼げるものならわざわざ外部の人間に伝える必要がありませんから(笑)
矛盾を突っ込む娯楽エンターテイメントとしては面白いものですが、本当にお金を稼ぎたい人からすると信頼性の低い情報ですね。
タイム(TIME)まとめ
結局は「よくあるプロダクトローンチ」でしかなかったタイム(TIME)。
稼げないのはもちろんですが、LPの設定や作り込みがガバガバです。これで人を騙せると思っているのか、あるいはこれでも騙せるような層をターゲットにしているのか。
いずれにせよ、登録したところで稼げないことは間違いありませんのでスルーしておきましょう。