皆さんこんにちは!たなかです!
今回ご紹介する情報商材はこちら、「THE UTOPIA(ユートピア)」です。
毎日最低1万円、毎月最低50万円、何もしなくてもお金だけが増えていくとのことですが、実際には最低1万円どころか1円も稼ぐことができない劣悪な情報でした。
一体どのような情報なのか、調査レポートをご紹介しましょう。
THE UTOPIAとは?概要をチェック
まずはTHE UTOPIAの概要を把握すべく、LP(ランディングページ)からチェックしてみるとしましょう。
世界最速でFIREを実現させるための超特急片道切符を独占公開とのことで、毎日最低1万円、毎月最低50万円、「何もすることなくお金だけが増えていく」とのこと。
上記画像のように、知識、経験、スキル、職業、性別、年齢すべて不問。
つまり、誰でも実践できるということなのでしょう。
そんなTHE UTOPIAを手掛けているのがこちら。
相馬裕子氏。
短大卒業後、入社したブラック企業から抜け出すべく投資の勉強をして資産構築に成功し、FIREしたとのこと。
更には自身の経験を多くの人にとの思いでTHE UTOPIAを開発。
そんなTHE UTOPIAの特徴としては下記が挙げられます。
完全自動
最短当日から収入獲得
専任サポート常駐
このような夢のシステムを利用するためには、LINE登録してくれとのことです。
特定商取引法に基づく表記
THE UTOPIAは特定商取引法に基づく表記を用意していますのでそちらをチェックしてみましょう。
情報商材でよく見かけるテンプレートどころか、よく見かける住所ですね(苦笑)
さらにはフリーメールアドレスに携帯電話。
これではいつでも逃げることができますよね。
せめて会社のドメインのメールアドレスと固定電話くらいは用意してもらいところ。
結局、フリーメールアドレスはログインしなくなる可能性が高いですし、携帯電話番号もすぐに変更することができます。
これでは、「メールアドレスも電話番号も記載されているから安心」にはならないですよね。
さらには住所。
東京都品川区西五反田5丁目5-11ARKMARK目黒不動前306という住所は、他にも多くの情報商材の特定商取引法に基づく表記にて使用されています。
見たところ高級マンションなのですが、多くの情報商材業者の住所として使用されているということは、バーチャルオフィスとして提供しているのか、あるいは同一業者なのか、あるいはダミーか。
いずれにせよ、他にも情報商材業者の住所として記載されているんです。
その点についての事情を説明してくれない限り、「特定商取引法に基づく表記があるから安心」にはなりませんよね。
THE UTOPIAに登録してみた
実際にTHE UTOPIAが本当に稼げるのか、登録してさらに探ってみるとしましょう。
LPの下部にある登録フォームにメールアドレスを入力し、登録ボタンを押してみました。
しかし…
ランダムな文字列など、疑わしいメールアドレスだけ弾いているのかなと思っていろいろなアドレスで試してみたんですけど、これ以上進めることはできませんでした。
そこで独自に調査を進めてみたところ、どうやらTHE UTOPIAは投資コミュニティである可能性が高いです。
もちろん無料ではなく有料です。
つまり、プロダクトローンチと投資を組み合わせた詐欺的手法の可能性が高いものです。
THE UTOPIAは投資商法
ということで、THE UTOPIAは投資に関連する商法である可能性が高いので、スルーしてよいものでしょう。
というのも、この手の投資に関するコミュニティは結局、参加者はカモにされるだけでしかないんですよね(苦笑)
例えば「これから銘柄はこれです。」と言われれば、きっと参加している人は買いますよね。
そうです、これがトリックです。
株にせよ為替にせよ、変動するものは買い手が増えれば高まるんです。
「高くなるから買いましょう」ではなく、高くなると喧伝して多くの人に買わせるから高くなるんです。
そして株価にせよ為替にせよ仮想通貨にせよ、購入者が増えれば高くなりますので「言った通りですね」となる。
参加者は「この人のいうことは信頼できる」となる。
ここからがポイントで、株にせよ為替にせよ仮想通貨にせよ、利益となるのは買った瞬間ではなく、売った瞬間です。
いわゆる利確をしてはじめて利益になるんです。
これは5チャンネル創設者にて実業家のひろゆき氏も指摘していますね。
画像:スポニチ・ひろゆき氏「僕は絶対にやらないけど」インフルエンサーが仮想通貨で“100%儲かる”方法を語る(https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/07/30/kiji/20220730s00041000392000c.html)
さらにはもう一つ懸念されることがあります。
仮想通貨の場合、本当に現金にできるのかという懸念です。
情報商材でも多いですよね。
いろいろと美味しい文言を並べ、かつデモトレードで利益が出ると思いこませるものの、いざ現金にしようと思ったら膨大な手数料が必要なケース。
THE UTOPIAも同様で、本当に現金化できるのかという懸念があります。
更にはもう一つ。
相馬裕子氏も怪しいんですよね。
というのも、「相馬裕子」で検索をかけると同姓同名のシンガーソングライターばかりが引っ掛かるんです。
厳密には読み方が異なるようですが、実はこれも、悪徳情報商材がよくやる手法なんですよね。
名前で検索を掛けられても、自分は引っ掛からずに著名人の方ばかりが出るじゃないですか。
いわゆる逆SEOと呼ばれている手法なんです。
敢えて自分が検索で引っ掛からなくなるための手法です。
本当に自分の事業を広げたいなら、わざわざ自分の名前が検索に引っ掛からなくなるようにする理由なんてありませんよね。
つまり、できればあまり自分のことを調べてほしくないってことなんでしょう。
そもそも、THE UTOPIA以外で何らかのビジネスに成功した相馬裕子氏という人物はGoogleでも出てこないですが(笑)
「名前なんだから仕方ない」って思うかもしれないですけど、別にそれこそ芸名とかビジネスネームとかでもいいんですから。
THE UTOPIAまとめ
ということで、THE UTOPIAは怪しい情報だと考えてよいでしょう。
本当にLPにある文言が事実であれば魅力的なものですが、信ぴょう性・信頼性はありません。
結局はカモにされて終わるだけでしかありませんのでスルー推奨です。
とはいえ、そもそも既に登録できない状態なので何も気にする必要のない情報だと考えることもできますが(笑)