皆さんこんにちは!田中です!
今回ご紹介する情報商材はこちら、「スマホ副業診断シミュレーター」です。
最短10秒で自分にぴったりなスマホ副業を見つけられるとのこと。稼げる情報ではなく、最適な副業を見つけることで稼げるようになりましょうといったニュアンスのものですが、実際には物販も行っているようですね。むしろLPからは少々怪しい部分も見え隠れしているんですよね。
とりあえず何が怪しいのか、調査レポートをご覧ください。
スマホ副業診断シミュレーターとは?概要をチェック
まずはスマホ副業診断シミュレーターがどのような内容なのか、LP(ランディングページ)からチェックしてみるとしましょう。
最短10秒でぴったりな副業を見つけられると豪語しているスマホ副業診断シュミュレーター。
WEBをCM全国公開中とありますが、そもそもWEBに地域性なんてないと思うんですけどね…(笑)
テレビとかラジオだけしかない時代なら「全国公開」にはそれなりに広告費用に予算を割いているってメッセージになりましたけど、WEBで全国って言われても…って感じですよね。
さらには副業を診断するアンケートが用意されています。
このようなアンケートが4つ用意されており、診断結果をLINEで教えてくれるとのこと。
ただこの「診断結果をLINEで確認」のリンク先、アンケート結果を変えても全く同じなんですよね。
つまり、アンケートとして機能していない可能性が高いです。アンケートの結果を受けて異なる答えがとかではなく、同じアドレスである以上、どう返事をしても同じアカウントへの案内が表示されて、かつ同じ内容のトークが送られてくることが予想されます。
特定商取引法に基づく表記
スマホ副業診断シュミュレーターには特定商取引法に基づく表記が用意されているので見てみるとしましょう。
実はこの他にもかなり事細かに記載されているんです。
しっかりしているというのが第一印象ですが、その中には「ネタバレ」もいくつかあります。
一番下、「各種効率化ツール」は2,700円とのこと。
LINE副業相談、副業ノウハウ配信、LINE適正診断サービスは無料ですが、ツールは2,700円。
つまり、このことからツールをおすすめされて費用を支払うよう要求されるものなんじゃないかなと。
さらには住所。
「東京都中央区銀座1-3-3-7F」とのことですが、こちら、バーチャルオフィスですね。
バーチャルオフィスそのものを否定するつもりはありませんが、信頼性が大切な情報の発信元がバーチャルオフィスってどうなんでしょうね?
もしもクレームをと思った時、この住所まで足を運んでも対応してもらえないどころか、既に退去してしまっている可能性さえあるんです。
むしろバーチャルオフィスの中には住所だけを貸しているケースも多いです。
つまり、実際にはこの住所は「銀座のオフィス」だとアピールするためだけのものである可能性もあります。
こういった業者が信用できるのかという問題ですよね。
スマホ副業診断シュミュレーターに登録してみた
とりあえずスマホ副業診断シュミュレーターに登録してみるとしましょう。
まずはアンケートに答えて…と言っても、先程お伝えしたように何をどう答えようが同じアドレスのLINEの登録画面へのリンクをタップ。
表示されたQRコードを読み込んでみたところ、下記のアカウントが表示されました。
早速こちらを友達登録してトークを覗いてみました。
「紹介します」とはありますが、このような流れは他の情報商材とほぼ同じ流れですね。
とりあえず「詳細はコチラから」をタップしてみました。
「公式」とありますね。
とりあえずこちらも友達登録してトークを覗いてみました。
何やらいろいろとレクチャーがあり、さらにはアカウントの登録を促すものでした。
受け取り用の招待コードとのこと。
とりあえずこちらを友達登録してトークをチェックしてみました。
これからトークを送ってくるということなんですかね。
ということで、調査はここまでですが、「マッチした副業を見つけます」とアナウンスしていますが、結局何もアナウンスしていないですよね。
他の情報商材同様、登録させてあとからいろいろと情報を送るという点では、オプトインアフィリエイトと同じ物でしかありません。
「紹介」と銘打って、さも親切さと装っていますが結局、紹介の後に「これを買いましょう」として効率化ツールを売られる展開が目に見えていますね。
スマホ副業診断シュミュレーターはツール販売のための撒き餌
ということで、スマホ副業診断シュミュレーターは2,700円の「効率化ツール」なるものの撒き餌である可能性が高いです。
さらにお伝えすると、効率化ツールも実際にはインターネットで無料で手に入れられるものばかりなんじゃないかなと。
この点は推測ですが、自社開発しているツールであれば、2,700円では採算が取れないと思うんですよね。
そもそも論として、スマホ副業診断シュミュレーターは適切な副業を紹介しますってアナウンスしていたものであって、稼げますとはアナウンスしていないんです。
それなのに、ツールを提供しているんです。
これだけでもよく分からない話ですよね。
だったら初めからLPでそうアピールすれば良いはず。
「マッチした副業で稼げるツールも提供しています」って。
これは違う業者ですけど、こうして「副業を紹介しますよ」と謳いつつ、結局は高額なプランを要求してくるような業者もいるんです。
つまり、スマホ副業診断シュミュレーターとて上記で摘発されている業者のように、ただ紹介するだけでは終わらず、何らかの目的を持っているであろうことが予想されるので注意が必要ですよってことですね。
スマホ副業診断シュミュレーターまとめ
マッチした副業を紹介しますよと謳いつつ、実際には有料のツールを用意していることが判明したスマホ副業診断シュミュレーター。
ツールも本当に価値のあるものであれば2700円では売れないでしょう。
特定商取引法に法に基づく表記を見ると一見しっかりとした業者に見えるっぽいんですけど、細かい部分をしっかりとチェックすると杜撰な業者であることも見えてきます。
紹介者消費者庁の注意喚起もありますし、LPにある言葉を真に受けるのではなく警戒した方が良い業者だと考えられます。