暴行容疑の小松香織、三浦沙知、服部理江元保育士3人が不起訴処分となった理由とは?

時事ネタ
フリーランス田中LINE

皆さんこんにちは!たなかです!

4月25日に流れてきたニュースが大きな話題を集めています。

静岡地検沼津支部が2022年12月に逮捕した女性保育士3人をいずれも不起訴処分としたのです。

そのうちの1人に関しては略式起訴となったようですが、理由が明らかになっていない不起訴に対し、インターネット上では疑問の声が高まっています。

事件のあらまし

逮捕容疑となったのは暴行です。

容疑者3人はさくら保育園で保育士として勤務していました。

そこで園児に対して顔を押し付けたり殴ったりするなど、暴行容疑で逮捕しました。しかし結果は不起訴。その中の1人に関しては、園児の両足をつかみ、宙づりにしていたなどとして略式起訴となったとのことです。

いずれにせよ、3人の保育士は、保育園の確認によると下記の15項目の違反を確認したとのこと。

ロッカーに入って泣いている園児の姿を携帯電話で撮影
園児の頭をバインダーでたたき泣かせる
棚に入った園児の足をつかんで引っ張りだし、足をつかみ宙づりにする
あらかじめ遅刻すると連絡があった園児に対し、腕を引っ張り、「遅いんだよ」と怒鳴る
午睡時、寝かしつけた園児に対し、「ご臨終です」と何度も発言
泣かない園児に対し、額をたたき無理やり泣かせようとする
昼食時に園児を怒鳴りつけ、ほおをつねる
日常的に特定の園児に対し、にらみつけ、声を荒らげ、ズボンを無理やりおろす
園児を宙づりにした後、真っ暗な排泄室(はいせつしつ)に放置
園児の容姿をばかにした呼びかけ(ブス、デブなど)、暴言を浴びせる
手足口病の症状がある園児の尻を、無理やり他の園児に触らせる
給食を食べない園児に対し、突然、後ろから頭をたたく
不適切な発言をして、おもちゃが入っている倉庫に閉じ込める
園児に対し、カッターナイフを見せ、脅す
丸めたゴザで園児の頭をたたく

これらに関しては、当然「保育」の範疇を超えたもので、虐待、ひいては暴行だとの指摘が続発。

一方で、3人の容疑者の担当弁護士は不起訴を「当然」とし、「身柄を拘束して捜査する必要があったのか」と、警察の捜査を批判しています。

なぜ不起訴になったのか

この事件にて、なぜ不起訴となったのかは定かではありません。

近年、検察はプライバシー等を理由に不起訴の理由を発表しないケースが増えています。

一般論として、不起訴処分となる理由は

嫌疑なし
嫌疑不十分
起訴猶予

の3つが考えられます。
具体的に、逮捕に至ったものの証拠がない、あるいは証拠と思われるものがあるものの、起訴に至るまでの確証がない。

起訴猶予に関しては、起訴しようと思えばできるものの情状酌量など、感情面からの配慮です。

では今回の件に関してはどれが該当するのかといえば、嫌疑なし・嫌疑不十分とは考えにくいです。なぜなら、15項目以上に渡る暴行が確認されている以上、これで「嫌疑なし」「嫌疑不十分」は考えにくいでしょう。

すると、起訴猶予となります。起訴猶予に関しては、警察も事細かに説明する訳ではありませんので、その理由は様々です。例えば加害者と被害者が示談となって被害者側が被害届を取り下げた場合は起訴猶予となります。

これらの情報は当事者以外は知り得ないものなので、報道される断片的な情報から、憶測等で話が広まってしまう傾向にありますので、なぜ不起訴となったのか、事実を突き止めるのは難しいでしょう。

なぜここまで話題になっているのか

今回のさくら保育園の事件がここまで大きな話題を集めているのは、保育士による単なる暴行事件ではなく、園長が虐待行為を口外しないよう求めた誓約書を保育士全員に書かせたり、保護者への公表を意図的に遅らせたりなど、極めて悪質な行為が目立ったからです。

もしも、問題を把握したその瞬間に事実を公表して謝罪していればここまで話題になっていなかったかもしれません。

社会の数あるニュースの一つとして、報道されこそすれ、ここまで後追いで話題になっていなかったかもしれません。

しかし事実が明るみになればなるほど、保育士の暴行だけではなく園長の行動に対しての批判が増えていきました。実際、延長は刑事告発されています。

氷山の一角との声もある

保育士3人が不起訴となったものの、1人は略式起訴。
しかし、今回の事件に関して「氷山の一角」だとする声も多々あります。

その理由は保育士環境にあります。低賃金でありながら人手不足。

結果、現役の保育士は大きな負担を強いられることになっているとの声です。もちろん暴行に対して同情の余地はありませんが、保育士環境に関しては同情の声も上がっています。

だからこそ、限界に達している保育士が珍しくないことから、他の保育園でも同じような状況になっているのではないかとの指摘もあります。

まとめ

保育士による虐待は世間をざわつかせました。それもそのはず、子供を預ける場所で子供への暴行が繰り広げられていたのです

この問題は実際に子供を預ける立場の親、働いている保育士で見方が変わる部分もあるかとは思いますが、いずれにせよ、このような事件が今後も起きないことを祈るばかりです…。

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