皆さんこんにちは!たなかです!
とある所から思わぬ情報が飛び込んできました。それは「詐欺相談なび」です。3月9日に掲載された情報で、投資・FX 未株・社債他投資関連に分類されたものですが、一体どのような情報なのか、なぜこのような形で掲載されたのかを調査してみました。
リククス(lycux)とは?
まずは名前が挙がったリククス(lycux)についてチェックしてみるとしましょう。
冒頭の画像からも分かるように、英語表記です。「FORIGEN EXCHANGE FINACE」とありますので取引所なのでしょう。さらにはいろいろと動いているのが相場ですかね。「USD」の文字も見えますのでアメリカドルを指しているのでしょう。
ちなみに「日本語」も表示選択できるのですが、機械による翻訳なのか、よく分かりません(苦笑)
動いているもの、つまりはリククス(lycux)が取り扱っているのがGBPAUD、EURNZF、GBPNZD、GBPUSD、AUDUSD、USDCHFといった商品なんですかね。試しに文字をクリックしてみると、下記の画像が表示されました。
チャートは結局表示されませんでした(苦笑)
しかし、左側にある文言を見ると仮想通貨なんですかね。BTCやETHといった文字は仮想通貨を意味するもので、かつUSDTと並べて表示しているということは、本来であればここにチャートが表示されて、相場変動の推移が理解できる仕組みとなっているのでしょう。
ということは、リククス(lycux)は仮想通貨に関連した何かということになりますかね。
取引所なのか、あるいはここで紹介されているUSDTを推している暗号通貨の「元締め」なのか。
ただUSDTそのものは仮想通貨として取引されているものなんです。テザーと呼ばれているもので、1USDTがほぼ1ドルになるよう設計されており、多くの取引所の基盤通貨となっているんです。
ということで、USDTの創始者たちが悪だくみしているとは考えにくいので、やはり仮想通貨の取引所で、健全に動作していないといったところでしょうかね?
登録にチャレンジ
とりあえずリククス(lycux)に登録してみることにしました。
リククス(lycux)の公式ホームページには「口座開設」の文言がありますのでタップしてみました。
口座開設の画面はよくあるものですね。
青い文字なので醜いかもしれませんが、サービス約款やプライバシーポリシー、サービスプロトコルと記載されているリンクをタップしてみました。
…日本語を選択していても英語で出てくるようです。
一般常識として、リククス(lycux)が云々ではなく、言葉が分からないものに登録しない方が良いと思うんですよ。
ましてやお金が絡んでいるんです。何も分からずに登録しても、結局「分からない」でしかないものなんじゃないですかね。
リククス(lycux)をフォローする・しないといった話ではなく、一般論として分からないものに手を出すリスクは高いって話ですよね。
ましてやお金が絡んでいるんです。安易に分からないものに手を出すのは控えるのは当然ですね。
状況を考えると、「儲かるから」といった形でリククス(lycux)に誘導されたから、あるいは登録まではサポートしてもらったものの、結局その後何も利益が出ないといったところでしょうかね。もちろん「リククス(lycux)は問題なし」と言うつもりはありませんが、お金が絡んでいるにも関わらず英語で、かつ日本語のたどたどしいサイトは、よほど英語に堪能で、そのサービス・サイトの信頼性を判断できる人でない限りは敬遠した方が良いと思うんですよね…。
リククス(lycux)は架空取引所の可能性が高い
状況から考えると、リククス(lycux)は架空取引所の可能性が高いです。
登録画面を見て引き返しましたが、表示されないチャート、実際に取引されている気配が不明な点、さらにはWEB上で調査しても冒頭でお伝えした「詐欺相談なび」など、詐欺を訴える系のサイトでしかその存在が分からない点から、健全な取引が行われている可能性は低いです。
ここからは多少の推測も入りますが、そもそも調べても出てこないものをどうやって知ったのかって疑問も出てくるんですよ。
つまり、マッチングアプリ等で紹介してもらったとかなんじゃないかなと。
何となく試してみたら、リククス(lycux)側が用意した架空の取引数字に騙されて入金したものの、出金できなくなった。
紹介者に連絡を取ろうにも取れなくなった。そこで「詐欺相談なび」にて情報を呼び掛けた…といった流れなのではないかなと。
あくまでも推測ですが、リククス(lycux)に関しての投稿もこの一行なんです。
画像:詐欺相談なび(https://sa-gi.net/lycux/)
これだけではどうしても推理を交えるしかありませんが、あるいはまだ詐欺にあったのではなく、持ち掛けられた段階なので情報収集をしているとかなのかもしれませんが、いずれにせよどこでリククス(lycux)を知ったのかという話で、本当にリククス(lycux)のことを知りたいのであれば、紹介して貰った人に聞けばよい話なんですよね。
さらには実はこのような事案は国民生活センターでも注意喚起されているんですよ。
こうして国民生活センターで注意啓蒙が行われているということは、手法そのものは古典的とまでは言いませんが、「よくある話」と考えてよいんじゃないですかね。
それこそ知らない間に詐欺に巻き込まれてしまっているような巧妙化されたものまであることを考えると、事例がある以上、そこまで複雑なものではないのかなと。
この投稿者が既に詐欺にあってしまったのか、あるいは調べている段階なのかは定かではありませんが、いずれにせよこのような怪しいサイトに引っ掛からないよう注意したいものです。
リククス(lycux)まとめ
架空取引所の可能性が高いリククス(lycux)。
しかし、そういった点を抜きに英語だけで記載されているようなサイトには手を出さない方が無難です。決して英語表記のサービスが悪いと言いたいのではなく、英語が分からないのに英語に手を出して、自己責任で何かできるのかという意味です。
翻訳ソフトがあるとはいえ、まだまだ完全に翻訳できるとは限りません。特に専門用語ですと齟齬も生まれてしまいます。
何かあってからでは遅いので、自分自身で分からないもの・責任を取れないものには手を出さないようにしましょう。