みなさんこんにちは!たなかです!
今回ご紹介する情報商材はこちら、「古着150円仕入れ」です。
ブランド品の古着転売情報をLINEで受け取り、フリマアプリの自動売買ツールにて出品・販売することで利益を狙う副業スタイルです。本来、手に入りにくいブランド古着を150円で提供してくれることで、利益のチャンスが多々待っていると思われますが、残念ながら多額の初期費用を要求される情報商材であることが分かりました。
一体何をいくらで売られるのか、調査レポートをご紹介しましょう。
古着150円仕入れの概要
まずは古着150円仕入れが何を謳っているのか、概要を把握すべくLP(ランディングページ)からチェックしてみるとしましょう。
文字通り、古着を150円で仕入れることができるシステムとのことで、万が一仕入れた古着が売れない場合、買取をしてくれるとのこと。さらに、初回電話サポートが用意されていることから、分からない点は質問して疑問を解消できるとのこと。
ただし、成功事例や利益の証明がないことから、これらの言葉が果たして真実なのかは定かではありません。
古着150円仕入れの懸念点
実際LPを見るに、古着150円仕入れには懸念すべき点がいくつかあります。
例えば買取の保証。「保証がある」との文言だけで、具体的にどのような保証システムとなっているのかは定かではありません。
初回電話サポートも同様です。二回目以降はないのか、あるいは有料になるのかといった記載がありません。
他にもブランド品の品質の状態や、そもそも本物のブランド品なのかという懸念も消えませんし、結局は本当に稼げるのか不明です。
特定商取引に基づく表記
古着150円仕入れには特定商取引法に基づく表記がよういされているので見てみるとしましょう。
会社名、所在地、メールアドレスすべて記載されていますね。
しかもメールアドレスは自社ドメイン。
電話番号がないのは少々残念ですが、該当住所も登記先と同じものです。
ただし、特定商取引法に基づく表記は身元の開示はもちろんですが、消費者に対して安心を与えるために、サービスの特性だったり返品の可否を記載するものですが、サービスに関する記載が一切ありません。
この点に関しては少々疑問が残りますね。
古着150円仕入れに登録してみた
とりあえず古着150円仕入れを登録してみました。
LINEに登録すると、説明動画のアドレスが記載されたトークが送られてきました。
動画を見てみるとビジネスのヒントとなるような解説がいくつかありました。
- アパレルショップ・リサイクルショップが閉店するときに一括で大量に買い取っている
- それらの在庫処分で利益を狙う
- これまでに取り扱っていたブランドの紹介
確かにアパレルは廃棄が大きな問題になっているのは事実なんですよ。
このように、大学でも研究の対象となっているんです。
だから本来廃棄されるものを有効利用することそのものは、決して悪いことではないんです。
問題は、それで本当に稼げるのかって部分ですね。
もしも本当に売れて大きな利益を得られるのであれば、利益はもちろんですが、近年の社会風潮であるSDGsの理念にもマッチする素晴らしい手法です。
アパレル品のリサイクルは、環境省も推奨しています。
画像:環境省・サステナブルファッション(https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/)
ただし、動画では自動販売ツールに関して、具体的にどのように入手できるのかは説明がありませんでした。
また、過去・現在の取り扱いブランドが一応掲載されているのですが、仲にはプチプラメーカーもあります。これらのメーカーは、150円で仕入れた場合、売れたとしても利益が数十円程度となる可能性があります。
さらに調査を進めると、初期費用20万円、さらに仕入れ最低価格5,000円のものであることがわかりました。
古着150円仕入れは初期費用20万円+仕入れ最低価格5,000円
ということで、古着150円仕入れは初期費用として20万円、さらに仕入れとして1ロット最低価格5,000円で販売されている情報でした。
150円はあくまでも古着の価格だとのことで、段ボールに入っている衣類を1ロット5,000円にて販売できるので、それを販売して利益を目指してくれとのこと。
この段階で、既に理屈として無茶苦茶であることが分かるのではないでしょうか。
そもそも論ですが、アパレルショップやリサイクルショップが閉店する際、在庫を一括で安価で「仕入れ」るとのこと。
…閉店するってことは、売上が乏しいお店ですよね?そのお店の在庫で利益、出ますかね?
廃棄するのではなく、リサイクルする点は廃棄ロスという点で素晴らしいことだと思います。ただし、その素晴らしい行動が利益をもたらすかは別問題です。
それこそ閉店時には閉店セールするお店もあります。少しでも負債を減らす・現金化したいといった狙いから、かなり格安で販売するケースが珍しくありません。
それでも売れ残った「処分品」を買い取って、大きな利益を狙えますかね?
さらには初期費用として20万円支払うんです。
仮にですが、1着200円の粗利だとすれば、古着を1,000着売って、ようやく初期費用をペイできます。
さらに1ロット5,000円です。1ロットにどれだけの衣服が入っているか分かりませんが、1ロットで5,000円以上の利益となる値付けも求められます。
このように、冷静に理屈で考えると、現実的に利益を出すことが難しいものであることが伺えます。
理念の素晴らしさと利益は別問題です。
初期費用の高さと1ロットの値段を考えると、利益が出るまでかなり時間がかかるんじゃないかなと。
「自動だから負担がなく、気付けば利益になっている」と思うかもしれませんが、自動売買ツールに関しての具体的な説明がないんです。
こうなると、本当に利益を得られるのかという疑問はなかなか拭えないですよね。
古着150円仕入れまとめ
古着150円仕入れは詐欺とは言いません。
しかし、現実的に初期費用20万円+1ロット5,000円という価格設定は、古着150円仕入れの出品者だけが「利益確定」している話で、お金を出した側は初期費用をペイして利益を出すハードルが高いです。
そのハードルを飛び越えてくれるのが自動ツールなのでしょう。しかし自動ツールに関しての説明がほぼありません。本当に自動ツールに任せられるのか、疑問でしかありませんので、古着150円仕入れはスルーしておいた方がよいでしょう。
さらには初期費用として20万円支払うんです。
仮にですが、1着200円の粗利だとすれば、古着を1,000着売って、ようやく初期費用をペイできます。
さらに1ロット5,000円です。1ロットにどれだけの衣服が入っているか分かりませんが、1ロットで5,000円以上の利益となる値付けも求められます。
このように、冷静に理屈で考えると、現実的に利益を出すことが難しいものであることが伺えます。
理念の素晴らしさと利益は別問題です。
初期費用の高さと1ロットの値段を考えると、利益が出るまでかなり時間がかかるんじゃないかなと。
「自動だから負担がなく、気付けば利益になっている」と思うかもしれませんが、自動売買ツールに関しての具体的な説明がないんです。
こうなると、本当に利益を得られるのかという疑問はなかなか拭えないですよね。
古着150円仕入れまとめ
古着150円仕入れは詐欺とは言いません。
しかし、現実的に初期費用20万円+1ロット5,000円という価格設定は、古着150円仕入れの出品者だけが「利益確定」している話で、お金を出した側は初期費用をペイして利益を出すハードルが高いです。
そのハードルを飛び越えてくれるのが自動ツールなのでしょう。しかし自動ツールに関しての説明がほぼありません。本当に自動ツールに任せられるのか、疑問でしかありませんので、古着150円仕入れはスルーしておいた方がよいでしょう。