皆さんこんにちは！たなかです！
今回ご紹介する情報商材はこちら、「中国輸入マニュアル」です。在宅の副業で「月30万円～100万円以上の収入を手にしたいあなたへ」として紹介されており、会社員でも主婦でも老若男女を問わずに1商品で100万円以上の利益を独占的に販売できるとのことですが、残念ながら月に30万円どころか、お金を稼ぐことができないものでした。
一体中国輸入マニュアルがどのようなものなのか、調査レポートをご紹介しましょう。
中国輸入マニュアルとは？概要をチェック
まずは中国輸入マニュアルが何をアピールしているのか、概要を把握すべくLP（ランディングページ）からチェックしてみるとしましょう。「今だから」できる中国輸入マニュアルとのことで、1商品で100万円以上の利益を得られるとのこと。発注作業だけで老若男女を問わずに独占的に販売ができるとのことで、詳しくはLINEに登録してくれとのこと。
具体的な手法については触れられていませんが、下記のようにアナウンスしています。
つまり、自動でせどりや転売とは違ったことをするのでしょうか。
それはPC1台あれば行えることで、副業としてだけではなく将来的な独立も視野に入るとのこと。
何やら耳障りの良い言葉が並んでいますが、具体的に知りたいのであればLINEに登録してくれとのことです。
特定商取引法に基づく表記
中国輸入マニュアルには特定商取引法に基づく表記が用意されているのでそちらもチェックしてみました。
エクセルで作ったものを画像にしたかのようなシンプルなものですね。
住所も会社組織も電話番号も記載がありません。
そしてメールアドレスはフリーアドレス。こうなると頼りになるのは住所だけですね。
東京都渋谷区恵比寿南3丁目1-1をチェックしてみました。
どうやらレンタルオフィスのようですね。
レンタルオフィスそのものは否定しません。有効に活用している健全な業者もたくさんいますが、情報商材でとなると信頼性が低下します。
そもそも特定商取引法に基づく表記では個人名しか記載されていません。さらには住所はレンタルオフィス。
もしも何かあった時、責任者の所在を追求できないですよね。
会社組織の記載がないんです。個人でレンタルオフィスを借りているんですかね？会社名がないので、本当にレンタルオフィスを借りているのかを証明することもできません。
いずれにせよ、会社名も電話番号もなく、フリーメールアドレスに住所はレンタルオフィス。
これで信頼できるのかという話ですね。
中国輸入マニュアルに登録してみた
特定商取引法に基づく表記から怪しさを感じざるを得ない中国輸入マニュアルですが、さらに調査を進めるために登録してみました。
LPの下部にあるボタンをタップすると、QRコードが表示されたので読み込んでみたところ、下記のアカウントが表示されました。
既に750人が登録していますね。
早速登録してトークをのぞいてみました。
まずはリンクをチェックしてくれとのことなのでタップしてみました。
最初に紹介したLPとは違ったページが表示されました。
このLPをじっくり、PCで見ていくとしましょう。
動画での解説があります。
基本的には「何をするか」ではなく「なぜ稼げるのか」の説明が多かったですが、後半には具体的な施策も登場します。
アリババ、タオバオで買い付けてまずはメルカリにて販売。
ある程度資金ができたら楽天やヤフーショッピングに移行。売れる商品がでいたらOEM（自社ブランド化）するとのこと。Amazonは競合が多いので楽天とヤフーショッピングを勧めていますね。
手法としてはオリジナリティのあるものではなく、それこそネットで無料で公開されている手法ですね。
そして動画の感想を提出すると、中国輸入スタートアップマニュアルがプレゼントされるとのこと。
このマニュアルこそ、他にはない貴重な情報があるということですかね。
このようなフォームですね。
とりあえず感想を送っておきましたが、LPに戻ってさらに見ていくとしましょう。
新たなLPには実際に中国輸入マニュアルにて稼いだとの口コミも掲載されています。
このように、実際に稼げているとの声が他にもいくつか掲載されています。
そして口コミの最後には先程同様「感想を提出してくれ」との文言。
ただ、実際に感想を提出してもその後返事がきません。
ここまでで判断すると中国輸入マニュアルはプロダクトローンチの可能性が高いですが、マニュアルが有料なのか無料なのか、何ら反応がないので判断できません。
また、プロダクトローンチであればもう少し勿体ぶるかなとの思いもあります。
ただ、全体的にLPやら何やらあんまり作り込まれていないんですよね。それが良くも悪くも気になる部分です。
というのも、悪徳業者だとノウハウがあるからもっとがっつり作り込むかなと（笑）
LPを見るに、あまりLP制作に慣れていないのかなと。
まぁそのシンプルな印象を狙っている可能性もありますが、オプトインアフィリエイトやプロダクトローンチのように、テンプレートに沿って相手を騙すためのコンテンツを作っているというよりは、WEB上で情報を集めてお金にするために作ったって感じですかね。
ただ、今後の展開は不明です。
次に送られてくるであろうメッセージからある程度ヒントが見えてくると思うのですが、次が送られてこないんですよね…。
中国輸入マニュアルはプロダクトローンチ？
手法としてはプロダクトローンチに似ていますが、情報商材を初めて作ったかのような初々しさがありますね。
ただ「マニュアル」を引き延ばしている手法はプロダクトローンチトークそのものなんですよ。
さらに言えば、これだけ円安が進んでいる状況で輸入して儲けようというのはタイミングが悪いですね（苦笑）
円安が進んでいると、輸出する企業にとってはチャンスなんですけど輸入する側は大きな負担となるんです。
例えばこれまで1ドルで仕入れていたものがあるとします。
1ドル100円であれば100円で仕入れることができますが、1ドル140円なら140円かかります。
このように、円高・円安によって同じものでもこれだけの差が生まれてしまうんです。
これまでの時点で詐欺っぽいところはそこまで見られませんが、これだけ円安が進んでいる中で輸入はどうなのかという疑問もありますよね（苦笑）
ましてや中国市場の危険性は認知が進んでいます。
外交的な問題もあって、中国に対しての締め付けが加速している中で、中国でっていうのはリスクヘッジの面からもあんまりおすすめできないですよね（苦笑）
それこそ日本では考えられないような理不尽な理由で拘束されてしまった人もいるんです。日本の常識が通用しない部分もあるだけに、現地の中国人との強いパイプでもあるなら別ですが、いきなりそこに乗り込むのはどうなのかな…と。
だからこそ、今後のマニュアル次第なんですよ。
危険性をはらんでいる中で、独自の何かがあるなら話は別ですけど、そういった中国との価値観の違いやリスクヘッジの手法がなければ、稼げる情報ではないってことになりますね。
そもそも論でいえば、中国も経済成長しています。昔のように日本が圧倒的に中国よりも経済が進んでいる時代ならともかく、中国からの観光客、さらにはバク買いを頼りにしている日本が、そういった形で儲けられるのかな…という話ですよね。
中国輸入マニュアル
プロダクトローンチの気配もありますが、そもそも論として今の状況を考えるとリスクのある中国を相手に、円安の中で輸入で利益を得ようとするのはなかなか難しいのではないかなと。詐欺とかそういった話ではなく、現実的に稼ぐのが難しい状況なのではないかな…というのが本音ですね。
